2018年5月28日
各位
                                NPO法人新
                                理事長 稲葉 正美

職員による着服等の発生について

 このたび、当法人の職員による着服等の行為についてお知らせ致します。

作業所型「ホップステップゆとり(以下「ゆとり」という。)」において、当該事業所の所長が、利用者の預金や利用者から集めた給食費負担金、旅行積立金など総額1,715,911円を着服していたことが利用者の家族からの相談により判明致しました。
所長は当法人の調べに対しこの着服を認め、既に全額を当法人に弁済しています。また、当法人は利用者とその家族に対して謝罪と被害額の返済を行いました。

このような行為が発生したことは誠に遺憾であり、利用者・家族をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけすることとなりましたことを、深くお詫び申し上げます。

 当法人は、当該所長を5月28日付懲戒解雇と致しました。また、長期にわたる着服を未然に防げなかったこと、早期に発見できなかったことは当法人の金銭管理に問題があったと判断し、総括責任者の減給・法人事務責任者の厳重注意の処分等を5月26日理事会にて決定致しました。

 当法人は、金銭管理を行う際にはけん制体制を引く事、通所者の通帳・金銭を預かる際には「預り金取扱い規定」に則って行うこととして参りましたが、実際には、チェック体制が機能していない状態であり、誠に残念ながらこのような不正事件が発生致しました。今後は、下記のとおり法人内部の管理体制の見直しに取組みます。
①現金の取扱いを減らす
②金庫内の現金管理の見直し
③チェック体制の構築
④不審な事項に関する内部通報の仕組みの構築

 今回の件を法人として深刻に受け止め、このようなことが二度と起こらないよう、法人全体の管理体制を改めて見直していきます。利用者や関係者の皆様からの信頼を取り戻せるよう、職員一丸となって取り組んで参ります。